カーリースがおすすめできる人とそうでない人の違いとは?
カーリースを知っていますか?自家用車を持つよりもカーリースの方が楽でお得だと話題になっています。今回はカーリースとはなんなのか、またカーリースが向いている人・向いていない人について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
カーリースとはどのようなサービス?
カーリースとは、一言で説明すると、車のサブスクリプションサービスです。車を所有する際は、維持費や駐車場代がかかってきてしまいますが、カーリースはそれらをまとめて一定価格で提供しています。これから、そんなカーリースの特徴について詳しく解説していきます。
車の維持費がわかりやすい
車の維持にかかる毎月の費用をパッと計算できますか?税金は年に1回、車検は2年に1回、その他のタイヤ交換やバッテリー交換にかかる維持費も2〜3年に1回発生してきます。月々といわれるとなかなか答えが出ない方が大半でしょう。また、年間でかかってくる費用を割り出すのも手間がかかります。
カーリースなら、年間または月々の料金を計算するのは簡単です。月々は毎月のカーリース分で、年間は12か月分を計算すれば割り出せます。車の維持費が毎月のカーリース料金に含まれているため、余計な計算の心配がありません。
車の使用者名義は自分に
カーリースと聞くと、自分の車ではないと考えてしまう方もいるかもしれません。実際、カーリースを契約している方の中でも、自分の名義ではないと考えている方もいるようです。しかし、実際のところは、車検証の使用者名義に利用者の名前が記載され、所有者名義の部分にカーリース会社の名前が記載されます。
また、中には車の返却が不要な契約もあり、リース期間が終了したらそのまま車がもらえるというケースもあります。そのパターンでは、最終的に所有者名義が自分のものになるため、マイカーとして気持ちよく乗ることが可能です。
カーリースがおすすめな人の特徴
カーリースにはさまざまな特徴があることを述べましたが、向いている人はどんな人なのでしょうか?これからカーリースが向いている人の特徴を解説していきます。
まとまったお金がない人
車を購入する際は、ローンを組むか、現金で一括購入するのが一般的です。しかし、頭金なしでローンを組んだ場合、月々の料金が高くなってしまい、返済期間が長期になってしまうため、月々の費用を抑えるためにも頭金を準備します。
頭金は自動車価格の20%〜30%が一般的です。実際に、急に車が必要になってディーラーへ駆け込んだのはいいものの、頭金が払えずに諦めたという例があります。このような方の場合はカーリースがおすすめです。カーリースなら、頭金を払わずに月々を安く抑えて新車に乗ることが可能なので、車を持つハードルが下がります。
長距離を乗る機会が少ない人
カーリースは、月々のコスパを最大にするために、走行距離制限というものを設けています。定められた制限を超えてしまうと、追加で1キロあたりいくらというように、精算しなければいけません。
一般的に距離の制限というのは、1か月あたり1,000km〜2,000kmで設定されていることが多いです。たとえば、週に1度は旅行に行くという方は、1回の移動が200kmだとすると、200*4=800kmになり、追加で200km走ったら裕に1,000kmは超えてしまいます。
カーリースは基本的に最終的な残価を設定して、その差額を月額で払っていく仕組みになっているので、できるだけ残価を高くした方が、月額は安くなります。距離制限を設けた方が残価は高くなるため、あまり長距離を乗る機会が少ない人は、距離制限を設けて残価を高めてカーリースを利用するのがおすすめです。
カーリースがおすすめできない人の特徴
先ほどはカーリースがおすすめの人の特徴を解説しましたが、今度はおすすめできない人の特徴について解説していきます。
同じ車に乗り続けたい人
カーリースをする場合は、返却期間が決まっているため、同じ車をずっと乗り続けたいという方にはおすすめできません。しかし、現在では最長11年同じ車を乗り続けられるカーリースもあるため、月々の利用料金を抑えて同じ車に乗り続けたいという方にもカーリースで手が届くようになりました。
さらに、5年や7年プランなら、契約満了後にそのまま車がもらえるオプションをつけることが可能なので、リース終了後も同じ車に乗り続けられます。
現金一括で購入できる人
現金一括で欲しい車を購入できる方も、カーリースに向いていません。なぜなら、カーリースは月々の費用に金利がかかっているため、トータルすると現金一括購入よりも支払額が多くなってしまうからです。ですので、手持ちのお金に余裕があって、希望の車を現金一括購入できる方は、最終的なコストが安くなる現金一括購入の方がいいでしょう。
カーリースとは、車のサブスクリプションサービスのことで、維持費や車検代がすべてコミコミなので費用の計算が楽チンです。契約年数や車種なども豊富なので、さまざまな選択肢から自分に合ったものを選べます。ただ、現金一括購入ができる場合など、パターンによってはカーリース利用の方がよりトータルコストが高くなってしまうことがあるので気をつけましょう。